インド旅行に予防接種は必要?インド在住者がアドバイス

こちらの記事は、ワクチン接種に関して悩まれている方向けに判断材料の一つとして管理人の体験談を提供しています。できる限り正確な情報を記入するよう細心の注意をしておりますが、この記事のご利用につき何らかの損害が発生したとしても、一切の責任は負いません。

留学前、おいらはワクチンは打たなければいけないものだと思っていたし、家族にも強く言われていたので、10万近く支払って5種類のワクチンを打ちました。

インドに行ってみると、「あれ意外と接種してない人も多い?」と感じ、

「事前にこんな情報があったらもう少しワクチン接種に関して検討したな~」と反省するところがあったので、今回は同じような境遇の方向けに記事を書きました。

①インドに行くけど、どのワクチンを打てばいいか分からない人
②ワクチンを打つには時間的にも金銭的にも厳しい…という人
③そもそも打つかどうか迷っているという人

予防接種は必須なのか?

おいらとしては、時間・予算に余裕があるのであれば接種することが望ましい、と思います。

インド入国にあたり接種が義務付けられているワクチンはありませんが、推奨されるワクチンは6種類あります。

接種をしておけば何かあった時、もしかしたら身を守ってくれるかもしれません。

一方で、一部のワクチンのみ接種してインドに来る人全くせずに来る人も結構多いのも事実です!

今回は、接種するワクチンを悩んでいる方や打つこと自体を迷っている方向けにおいら自身が現地で暮らして感じたワクチンの必要性を書いていきます。

推奨されるワクチン一覧

こちらは在インド日本大使館で推奨されているワクチン一覧です。

出典:在インド日本大使館

 

そしてこちらが各ワクチンの接種回数と料金(参考:東京医科大学病院)です。

 

1回1回の値段は大したことないですが、しっかり全回数接種したとするとかなりのお値段に・・!

以下ではさっそく、各予防接種の必要性を1つずつ紹介していきます

各ワクチンの必要性

A型肝炎 推奨レベル★★


A型肝炎ウイルスは、汚染された水や氷、加熱調理が不十分な食品、汚染された水で洗われた野菜や果物を接種することで感染します。レストランやホテルの食事でも感染することがあります。

【症状】

食欲不振、全身倦怠感、腹痛、嘔吐、発熱、下痢、黄疸などの症状があります。

【予防接種】

国産製ワクチンであれば、2~4週間隔で2回接種し、24週後に3回目を接種。一般的に3回摂取すれば5年ほど効果があると言われています。

海外製ワクチンでは、B型肝炎との混合ワクチン(3回接種)や腸チフスとの混合ワクチン(2回接種)もあります。B型肝炎との混合ワクチンであれば、1日間で3回の接種を済ませてしまう短期接種スケジュールも認められています。

管理人
おいらは屋台料理を食べたりやガンジス川に入ったりしたので、このワクチンは必須でした。出会った人の中でワクチンを接種していた人は、駐在員は大半、留学者は半々、旅行者は少数の印象です。ペットボトルの水を飲む、生野菜・生焼けの肉魚を食べない、シャワーの水を口にいれない等を徹底すると感染を回避できる可能性があります。反対に、ローカル飯に挑戦したい!という方は、ワクチン接種をおすすめします。

B型肝炎 推奨レベル★


B型肝炎は、感染者の血液や体液を介して感染します。輸血、注射針の使いまわしや未滅菌のカミソリの使用、性的接触が原因となることが多数です。

【症状】

初期に倦怠感、疲労感、食欲低下が1週間続き、典型的な症状として嘔気嘔吐、腹痛、黄疸(体が黄色くなること)が出現。場合によっては紅斑、関節痛、関節炎などの症状もあります。

【予防接種】

国産製ワクチンでは、4週間隔で2回接種し、20~24週後に3回目を接種。一般的に3回接種すれば5年程度は効果があると考えられています。

前述のとおり、海外製ワクチンでは、A型肝炎との混合ワクチンがあり、1日間で3回の接種を済ませてしまう短期接種スケジュールも認められています。

管理人
おいらは海外製AB混合ワクチンを接種しましたが、血液・体液との接触機会もなかったので特に必要性は感じませんでした。Youtuberみたいな人で、現地でヘアカットしてもらうなら、接種しといた方がいいのかもしれません。ちなみに海外製ワクチン=国内未承認ワクチンなので、接種後に重篤な副反応が起こったとしても、公的な保障制度を受けられませんが、副反応がでることは稀なそうです。

破傷風 推奨レベル:★


切り傷や動物による咬傷等についた土や木片などから破傷風菌が侵入し感染することが多いです。傷口に土がついたとしても、適切に処理をすることにより、感染の可能性は低くすることができます。しかし、破傷風菌は極めて小さな創傷部位からも侵入すると考えられており注意が必要です。また、感染した場合の致死率(30%)も非常に高いです。

【症状】

肩こりや舌のもつれ、顔がゆがむなどで発症、開口障害に発展します。放置すれば全身けいれんや、呼吸困難により死に至る可能性が高くなります。

【予防接種】

日本では自治体が主体となり、0歳~1歳の間に4回、11歳時に1回、破傷風ワクチンの定期接種を行っています。その後は、任意ではありますが10年毎に追加接種をするように案内されています。

破傷風ワクチンは、3~8週間隔で2回接種し、初回投与の6ヶ月以降(標準として12~18ヶ月後)に3回目を接種。

21~23歳程度であれば、1回。

管理人
山登りやはだしで歩くなど怪我をしそうなアクティビティをしなければ、破傷風自体の感染リスクは高くないと思います。ですが、破傷風はインドに限らず日本でも感染する可能性がある病気なので、定期的な予防接種をオススメします。

日本脳炎 推奨レベル★


日本脳炎には、日本脳炎ウイルスを保有している蚊に刺されることで感染します。この病気は、高い致死率(20~40%)で知られており、治療に成功したとしても高い確率で後遺症が残ります。
【症状】
高熱・頭痛・嘔吐・意識障害やけいれん等の症状を示す急性脳炎。
【予防接種】
国産日本脳炎ワクチンでは、1~4週間隔で2回接種し、その1年後に3回目を接種します。基礎免疫後、約10年で抗体価が低下することが知られており、10年ごとの追加接種が推奨されます。
インドでは信頼のできる日本脳炎ワクチンが手に入らないので、赴任時には、事前に3回接種を済ませるか、2回接種していったんインドに赴任し、1年後に休暇などで日本に帰国した機会に3回目の接種を受けてください。
管理人
インド東部や南部で、散発的な流行がしばしば発生。またインドの7月~10月頃は雨季にあたり、蚊の活動が活発になるので注意しましょう。こちらも破傷風同様、日本国内でも毎年感染者が報告されているので、定期的な予防接種をオススメします。

腸チフス 推奨レベル★★★


腸チフス菌は、ヒトのみに感染するため、ヒトの糞便に汚染された食品や水を摂取することによって感染するほか、保菌者との接触感染も起こり得ます。インド旅行者の感染も多く、注意が必要です。

【症状】
38~39℃以上の高熱が続き、除脈、脾腫、便秘または下痢を呈しますが、時に腸出血、腸穿孔をおこすこともあります。また、少数ですが、重症例では意識障害を起こすことがあります。
【予防接種】
腸チフスワクチンには、弱毒生ワクチン(1日おきに3~4回カプセルを内服)と不活化(多糖体)ワクチン(1回注射)の2種類があります。また、A型肝炎との混合ワクチン(2回接種)もあります。
管理人
おいらが留学中、一緒に食事にいったメンバーのうち腸チフスワクチンを接種していない人だけ食中毒にあたったことがありました。実際のワクチン接種と食中毒の因果関係はわかりませんが、元気に旅行・留学を終える人はワクチン打っている印象です。生焼け肉や生野菜、生水を摂取しない、手洗いをすることが感染予防になります。

狂犬病 推奨レベル★


狂犬病に感染した犬・猫・コウモリに噛まれたり、引っかかれたりすることで感染します。発症するとほとんどの確率で志望するので、感染の恐れがある場合は、迅速に近くの病院に行きましょう。

【症状】

発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛、疲労感といった風邪のような症状ではじまり、咬まれた部位の痛みや知覚異常を伴います。興奮や不安状態、錯乱・幻覚、攻撃的状態、水を怖がるなどの脳炎症状を呈し、最終的には昏睡から呼吸停止で死亡します。

【予防接種】

狂犬病ワクチンは、4週間隔で2回ワクチンを接種した後、6~12ヶ月後に3回目のワクチン接種を受けます。

管理人
おいらは狂犬病ワクチンは打つ必要がないと思っています。理由としては、結局噛まれてしまった場合、予防接種の有無に関わらず病院でワクチンを打たれるからです。曝露後ワクチン(噛まれた後に打つワクチン)は、インドの病院では日本と比較してかなり安価に接種できます。インドの病院は不安、病院が周辺にないような田舎に行くという方は事前に接種することをオススメします。また、観光地にいる犬は人に慣れておりおとなしく人懐っこい子が多いです。ですが、犬と遊んでいた旅行客が狂犬病を発症した例もありますので、できる限り接触は避けましょう。

接種は大切、でもしないならしっかり予防を

インドは、日本と比べて衛生水準がかなり低い国です。五つ星ホテルのレストランで食事をしても食中毒にかかる可能性が大いにあります。それなので、やはりワクチンを打って行くに越したことはないですが、金銭面・時間面で難しいという人は、

・生もの、生水を口にしない

・動物に近寄らない

この2点に気を付けるだけでも、十分予防になると思います。

せっかくのインド旅行、感染症対策もしっかり検討して楽しんでくださいね!